正月初祈祷
(毎年1月1日〜3日)

正月に修する儀式であることから「修正会」と呼ばれます。元日~三日は、秘仏の御本尊をご開帳し、その年の国家安泰・五穀豊穣・除災招福・身心安穏・諸願成就を祈る初祈祷会です。


大寒行(毎年1月21日〜2月3日)
節分厄除け星祭り(毎年2月3日)

人は皆その年の気を受けて生まれるものです。気は星となって年ごとの吉凶を表わします。その星は年ごとに廻って行きますから、良い年と悪い年ができてくるのです。星祭というのは、年の変わり目である節分にその当星を祭って悪い年は悪事災難を免れるよう、良い年は一層良くなるようにお祈りするものです。寳壽院では1月21日より大寒行を執り行います。毎朝、船不動法・護摩供・聖天尊供養を修して、皆様の最良盛運を祈念いたします。寒行成満の節分の夜には皆様方の年の星を祭り、厄除け祈祷を行います。


庚申祭
(第二庚申の日<3月上旬〜4月中旬>)

寳壽院では春の庚申祭において、柴燈護摩供を行ないます。これは元来、修験道の山中修行で、正式な密教法具や仏様をお祭りする荘厳(しょうごん)もままならない状況で、山中にある薪や柴を使って檀を築き、野外で行う護摩法要の事です。一般に柴燈護摩は、不動明王をご本尊とし修行されることが多いのですが、寳壽院では昔から、俗に「庚申さん」と言われている「青面金剛(しょうめんこんごう)」を本尊とし、柴燈護摩を修行いたします。


弘法大師御影供
(毎年旧暦3月21日)

真言宗開祖弘法大師空海は、旧暦835年3月21日に入定(宗教的瞑想を経て悟りを開くこと)されました。この入定の日に勤行する法会を御影供(「みえく」又「みえいく」)といい、毎年修されるものを正御影供といいます。寳壽院においても、旧暦の3月21日に大師堂御前にて執り行います。大師堂内の弘法大師像は、大師堂内の弘法大師像は、彩色された木像で、昭和初期の作品と言われています。


彼岸会
(毎年3月下旬)

彼岸とは、正しくは到彼岸(とうひがん)といい、波羅蜜多というインドの言葉(パーラミーター)で「浄土を作る」という意味です。人々が布施・持戒・忍辱・精進・禅定・智恵の六度の行に励み、この世に仏の国、彼岸をつくることを勧めているのです。
これは自分自身だけでなく、多くの人と共に悟りを求め、充実した生活を送ることを願ったものです。私たちは本来日常生活の中にこそ、彼岸(悟り)を求める行為が大切となります。しかしながら日々の生活に追われ、大事なことと思いながらも、ついおろそかになりがちなものです。だからこそ、せめてお彼岸の一週間は、心安らかな彼岸を求めましょう。


「青葉まつり」弘法大師御誕会
(毎年6月15日)

宗祖弘法大師の誕生日をお祝いする誕生会です。お大師様は、宝亀5年(774)6月15日に今の香川県善通寺市にお生まれになりました。ちょうど青葉の時期から「青葉まつり」と言われ、真言宗のお寺では法要が営まれたり、花御堂で稚護大師に甘茶をかけて灌沐したりいたします。

高野山真言宗 準別格本山 寳壽院(ほうじゅいん)

高野山真言宗 準別格本山
寳壽院
(ほうじゅいん)



〒639-3553 奈良県吉野郡川上村迫409
TEL.0746-52-0044

アクセス
<公共交通機関でお越しの方>
近鉄吉野線「大和上市」駅〜奈良交通バス「湯盛温泉杉の湯」行き「ホテル杉の湯」バス停下車〜徒歩3分
<お車でお越しの方>
国道169号線 道の駅「杉の湯 川上」より1分

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