彼岸回向(春・秋)

彼岸とは、波羅蜜多(パーラミター)というインドの言葉で「迷いや煩悩を超越した彼岸に至る」という意味です。それは、人々が布施・持戒・忍辱・精進・禅定・智慧の六度の行に励み、この世に仏の国、彼岸を作ることを勧めているのです。それぞれ、春分の日(3月20日頃)・秋分の日(9月23日頃)を中日として、前後3日間の7日をいいます。


お盆御先祖供養
(毎年8月10日〜15日)

お盆の正式な名称である「盂蘭盆会(うらぼんえ)」はサンスクリット語の「ウラムバナ」(逆さ吊りという意味)からきており、逆さ吊りのような苦しみにあっている人々を救う法要という意味があります。(お盆の行事はお釈迦さまの弟子の一人、目連尊者(もくれんそんじゃ)が母を救う話に由来しています。目連尊者はある時神通力によって亡き母が餓鬼道に落ち逆さ吊りにされて苦しんでいると知りました。そこで、どうしたら母親を救えるのかお釈迦様に相談したところ、お釈迦様は言われました。「夏の修行が終った7月15日に僧侶を招き、多くの供物をささげて供養すれば母を救うことができるであろう」と。目連尊者がお釈迦様の教えのままにしたところ、その功徳によって母親は極楽往生がとげられたとのことです。)それ故、お盆の行事はお釈迦様の教えによって行われるものであり、元来は「苦しみを救う」ということであります。それとともに、今の自分があるのはご先祖様のおかげであると感謝する先祖崇拝の心が結びつき、現在のお盆が形作られてきました。仏教におけるお盆の意味は「地獄より極楽へ」また「大衆供養」「報恩と孝養」であり、皆様には、お墓参り・先祖祀り・寺での施餓鬼供養となっているのです。


稚護地蔵尊・水子供養
(毎年8月下旬)

寳壽院にお参りの皆様方を出迎えてくださる地蔵菩薩さまは、右手に子供を抱き、足下の子供達に慕われているように、まさに子供の守り仏であります。不幸にして小さくして亡くなられたお子様や、この世に生を受けることのできなかった命を暖かく見守られております。寳壽院の稚児地蔵尊祀りでは、このような御霊を供養します。

高野山真言宗 準別格本山 寳壽院(ほうじゅいん)

高野山真言宗 準別格本山
寳壽院
(ほうじゅいん)



〒639-3553 奈良県吉野郡川上村迫409
TEL.0746-52-0044

アクセス
<公共交通機関でお越しの方>
近鉄吉野線「大和上市」駅〜奈良交通バス「湯盛温泉杉の湯」行き「ホテル杉の湯」バス停下車〜徒歩3分
<お車でお越しの方>
国道169号線 道の駅「杉の湯 川上」より1分

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